フーコーその他

【前段の質問】

「人間が普遍的理性に基づく絶対的な真理を探究する」っていう部分が間違っていると思います。


そもそもフーコーは、理性と狂気を相対化たり、エピステーメーという「ある時代と社会における知の枠組み」を主張した人物なので、「普遍的理性に基づく絶対的な真理を探究」とか言われると、


そもそも、フーコーのスタンスじゃないよね


って思います。


ちなみに、『知の考古学』という本は、主体である個人の意識の下に作用する規則に従い、ある時代と領域で用いられる言語と思考の境界を決定する可能性の概念体系を定める思考(エピステーム)と知識(言説形式)のシステムについての方法論と歴史学に ついての著作なので、やはり「人間が普遍的理性に基づく絶対的な真理を探究する」とは違います。


【後段の質問】

覚えておくべき人、覚えておいた方が良い人等が混ざってますので、以下に分けて書きます。


● 絶対に覚えておくべき人

 サイード


● 覚えておいた方が良い人

 オルテガ、ピアジェ


● あまり覚えなくていいんじゃないかなーという人(過去1回くらい出題されたことがありますが、正直、この人物が出ると運が悪いです級)

 ラカン、マルクーゼ、リオタール(←リオタールは1度も出たことがないですが、「ポストモダン」という言葉を先陣切って使ったのは強いです。)


● これは覚えなくていいでしょーという人(出たっけ?多分1回も出てないよね?級)

 バルト


以上でーす。

質問への回答(後藤貴士)

質問箱へいただいた質問の回答をしようと思います。

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