公債金、国債発行額の意味

こんにちは。ご質問、ありがとうございます。


公債金は国が発行した国債の元本によって得られたお金のことです。

なので、公債金と国債発行額は同じです一般会計予算における公債金収入は、その年の国債発行額と同じです。


公債とは、行政及びその関連機関が発行する債券の総称なので、国債、地方債、政府関係機関債(財投機関債など)などを総称して公債と呼びます。

一方、国債は「国が発行した債券」ですので、政府関係機関債や地方債は含まれません。


一般会計予算においては、歳入の部で国が国債を発行して得た収入を「公債金収入」、歳出の部で国債の償還費などを「国債費」としています。同じ国債を扱っているのに、なぜ公債金と国債費という2つの言い回しがでてくるのでしょうか?


それは、最初に書いたことに戻ります。

「公債金」はあくまで、「国債を発行して得られたお金(すなわち元本)」を指します。

これに対して、「国債費」は「国債を償還する時にかかるお金(すなわち元本+利子)」なのです。


こういった理由から、「公債金収入」、「国債費」とわざわざ言い回しを変えて計上されていると言われています。


ご質問、ありがとうございました。また何かわからないことがあれば、ご質問ください。よろしくお願いいたします。

質問への回答(後藤貴士)

質問箱へいただいた質問の回答をしようと思います。

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