需給曲線の解説

こんにちは。ご質問ありがとうございます。

この後にいただいたコメントを見ますと、少し調子が上向いてきたようで良かったです。


さて、ご質問いただいた問題ですが、こちらですかね。





ではまず、落ち着いて問題文を読んでみましょう。


当初は、「P0、Q0で均衡していた」んですね。

それが、「国際価格P1で無関税かつ無制限に輸入が可能」になると、国内価格もP1になります。(完全競争市場では、提供される財はすべて「同質」のものとされます。ということは、同質のものであれば、P1の価格で輸入した方が、消費者は安く手に入れられますよね?)

国内価格がP1になる、ということは、需要量と供給量に変化が生じてきます。


上のグラフで見れば、価格がP1の時の需要量はQ1、供給量はQ2になりますね?


ということは、消費者はQ1の量を欲しいと思っているのに、国内の業者は儲からないので、Q2の量しか供給してくれませんよね?明らかに足りません。どうしましょう?

(まぁこの時点で、答は②に決まるのですが…)


そこで、国内業者の供給量だけでは足りない分、(グラフでいうと、Q2からQ1の部分)を輸入します。これを表す式は、「Q1-Q2」ですね。


ということで、やはり答は②になります。


って感じで、「この状況になれば、国内価格はどうなるか?需要量は?供給量はどうなる?」ということを一歩一歩落ち着いて考えていけば、正解に辿り着けると思いますので、是非とも頑張ってください。

質問への回答(後藤貴士)

質問箱へいただいた質問の回答をしようと思います。

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