情念(パトス)について

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします!


結論から申し上げますと、「大体同じもの」と考えていただいて良いのではないでしょうか。


ストア派は、感情と意欲を理性的情意(エウパテイア:理性的意志、配慮、喜びの三種に大別される)と非理性的な情意(情念、パトス:欲念、恐怖、快、苦の四種に大別される)と分け、幸福に達するためには、パトスのない状態(非情念)が必要と考えました。


これに対してデカルトは、基本的な情念として愛、憎しみ、欲望、喜び、悲しみ、驚きの六つがあり、これらが複合化することによって情念は複雑化していくと考えたため、カテゴライズなどには若干違いがあると思います。


ただまぁ、デカルトはストア派に影響を受けていますし、「大体同じもの」と考えていただいて、大丈夫なのではないでしょうか。


ちなみに、デカルトの考え方はストア派と異なるという人と、基本的には同じという人がいます。が、ここからは大学の内容なので、大学へ行って思う存分勉強していただければと思います。(私も勉強しておけば良かった。。。)


ご質問、ありがとうございました。共通テストまで日も無くなってきましたが、また何かありましたら、ご質問ください。

質問への回答(後藤貴士)

質問箱へいただいた質問の回答をしようと思います。

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