大統領選挙人について

こんにちは。ご質問、ありがとうございます。


大統領選挙人はもともと「知識者(いわゆるインテリ)層」なのです。


アメリカが建国された当初、国民のほとんどは農民でした。なので、政治のことは分かりません。


そこで、国民は「政治のことを全然分からん俺らが、本当に正しい選択(大統領に適任な人物を選ぶこと)ができるのか?」と心配になりました。


ここから、「そうだ!大統領にふさわしい人たちは、インテリ層の話し合いで決めてもらおう!で、俺たちは、その『話し合ってもらう人』を選ぼう!」ということになったのです。


この「話し合ってもらう人」が現在でいう大統領選挙人です。


現在は、知識人層だけでなく、教育委員会の委員なども大統領選挙人となり、「特別に賢い選ばれた人」というイメージはそこまでありませんが、民意の代表者であることは確かですね。


質問者様が仰る「得票総数で勝っていても大統領選挙人の獲得数で負ける」というのは、ほとんどの州がいわゆる「勝者総取り方式」を採用しているからですね。


勝者総取り方式が分からなければ、またご質問ください。


よろしくお願いいたします。

質問への回答(後藤貴士)

質問箱へいただいた質問の回答をしようと思います。

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