プライマリーバランスについて
※都合により質問の順番が前後しております。ご了承ください。
これは、単に「言葉の定義」だけの問題です。
基礎的財政収支(プライマリーバランス)には、下の図のようであることは、質問者様もご理解していただいていると思います。(図は、プライマリーバランスが赤字の状態です。)
で、ここで基礎的財政収支を計算する要素(いわゆる、基礎的財政収支対象経費)は、「税収等」と「一般歳出等」ですよね。
実は、この「等」というのがポイントなのです。
「税収等」には、「税収」と「手数料収入」が含まれますよね。なので、「等」なのです。
続いて、「一般歳出等」です。実は、一般歳出とは次のように定義されています。
【以下、コトバンクより引用】
一般歳出とは、国の一般会計のうち,国債の利払い・償還などに充てられる国債費と,所得税・法人税などの一定割合を地方公共団体に交付する地方交付税交付金以外の経費をいう。
【以上、引用終わり】
つまり、地方交付税交付金は、分類上、「一般歳出」には含まれません。(そういうルールなのです。)
しかし、基礎的財政収支を計算するにあたっては、地方交付税交付金を含めて計算をします。なので、「一般歳出等」となっているのです。
ということで、地方交付税交付金は「一般歳出には含まれません」が、「基礎的財政収支多少経費」には含みます。
もし、社会保障関係費と国債費のところでつまづいているようでしたら、もう時間的に、私に質問するのではなく、教科書や参考書を見直されることをお勧めします。(これは、基本的な定義のことですので、必ず書いてあるはずです。)
以上、よろしくお願いいたします。
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