地産地消とスローフードの違い
こんにちは。ご質問、ありがとうございます。
この2つの言葉って、すごくよく似ていますよね。なので、設問でスローフードを聞く場合は、「1980年代にイタリアで提唱された国際的な社会運動」みたいな文言が必ず入ると思います。(逆に、地産地消だと2010年の六次産業化法の絡みがほぼ確実に入ると思います。それだけ似ている考え方なのです。)
イメージ的には、「スローフードという大きな考え方の中に、地産地消が入る」と考えていただくと分かりやすいのではないでしょうか。
なので、スローフードと地産地消が別の概念ということではないのです。
スローフードは、「その土地の伝統的な食文化や食材を見直す運動、または、その食品自体」を指します。なので、その土地の食文化を見直した結果、農業の効率化のために絶滅しようとしている食材(品種)を復活させよう!という動きにもつながってきたりします。
これに対して、地産地消はそこまでは考えていません。あくまで、「地元で獲れた食材を地元で消費する」ということなので、食文化云々という深いところまでは入り込んでいません。
このような感じです。繰り返しになりますが、スローフードと地産地消が別の概念ということではないです。イメージ的には、「スローフードという大きな考え方の中に、地産地消が入る」と考えていただければと思います。
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