メルコスールの流れについて

こんにちは!ご質問、ありがとうございます。お返事が遅くなりまして申し訳ありません。


まず、前半部の質問ですが、その流れであっています。一つ付け加えるとするならば、ベネズエラの参加権停止は2013年8月15日付で解除されています。

パラグアイでは、2012年に当時のルゴ大統領が上院により弾劾されたのですが、その弾劾手続きが不公平なものであるとして、メルコスールはパラグアイの参加権を停止していました。しかし、新たなカルテス政権が誕生するということで、政権誕生の日である2013年8月15日付で参加権停止を解除したのです。


後半部の質問ですが、「今どうなってますか?」っていうのは、「参加権の停止は解除されたのでしょうか?」という意味でしょうか?それとも、「今の情勢はどうなってますか?」という質問なのでしょうか?


後藤の読解力では分からなかったので、一応両方答えておきますね。(すいません。。。)


参加権の話でいきますと、パラグアイは先に述べたように参加権停止は解除されています。一方、ベネズエラは参加権を停止されたままです。その理由等は情勢でお話しましょう。


【パラグアイの情勢】

パラグアイのカルテス大統領は、就任後メルコスールへの復帰、海外からの投資を促進したりして、国自体は経済成長を続けています。しかし、憲法を改正して自身を大統領に再選させようとしたり(現行は禁じられています)して、国民からの反発を買う部分もあったようです。ちなみに、憲法改正は断念したそうです。

ただ、国民は治安悪化の面などで不満を持っているようで、必ずしも国民の支持が高いともいえないようです。ただ、パラグアイは議会にも問題が多いようなので(ここでは書きませんが)、山積している課題のどこから手を付けて良いのかわからない状態かも知れませんね。


【ベネズエラの情勢】

ベネズエラはチャベス大統領の跡を継いだマドゥーロ大統領が提案した制憲議会が国内外からかなりの批判を浴びていますね。2017年にメルコスールがベネズエラの参加停止を無期限としたのも、これが原因だと言われています。

マドゥーロ大統領側は、メルコスールのこの決定を非難していますが、100日間連続で反政府デモが起きているそうなので、「うん、まぁ。。。(察し)」って感じですね。

ちなみに、2018年3月22日には、通貨ボリバルを1000の1に切り下げるデノミネーション実施を発表しました。ということで、経済情勢も正常ではないのかな?というところですね。


以上、こんな感じでよかったのかな。。。

また質問があれば、メッセージをください!ご質問、どうもありがとうございました。



質問への回答(後藤貴士)

質問箱へいただいた質問の回答をしようと思います。

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