ゼロ金利政策にしてもデフレーションが解消しなかった理由

こんにちは。


まーオーソドックスに考えるなら、第6講の授業でお伝えした「非正規雇用の増加」ではないでしょうか。


ゼロ金利政策で、政策金利を「0」にすると、企業はお金を借りやすくなります。よって、企業はお金を借りて積極的に設備投資を行い、景気は上向いていくはずです。


しかし、プリントでお配りしたように、好景気になるには「労働者の給料が上昇すること」が欠かせません。しかし、非正規労働者は給料が固定されており、正社員のように上昇しません。ということは、企業の業績が上がっても、企業の内部留保ばかりが溜まり、国民の消費意欲はそれまでのまま(1990年代から続いているもの)となります。


となると、景気は上向かず、デフレーションがそのまま継続されることになりますよね。「実感なき景気拡大」と言われる所以です。


確かにゼロ金利政策にすると、「理論上は」インフレーションになる「はず」なんですよ。経済学が想定している通りの行動を人間が採れば、ね。ただ、欲深い人々が結託して「企業は儲かっているのに、労働者に分け前をよこさない」なんて状態になったら、、、ねぇ?(笑)



質問への回答(後藤貴士)

質問箱へいただいた質問の回答をしようと思います。

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