ルターの考え

結論を言うと、質問者様の仰る通りです。


2020年の14番の問題と書かれていますが、恐らく元ネタは以下の解答番号29番の問題ですかね?


2020年度 本試験 第4問

問1 下線部ⓐに関連して,ルネサンス期以降,キリスト教をめぐって生じた様々な運動や立場についての説明として最も適当なものを,次の①~④のうちから一つ選べ。 29 

① 教会中心のあり方を見直し,古典文化の復興を通じて自由な「人間性(フマニタス)」の回  復を追求した運動は,ヒューマニズムと呼ばれる。

② 人間の自由意志に基づく善行の実践を推奨し,従来の教会の教義に「抗議(プロテスト)」したルターの立場は,プロテスタンティズムと呼ばれる。

③ 時代や地域によって変わることのない「普遍的(カトリック)」な教義の確立を目指したカルヴァンの立場は,カトリシズムと呼ばれる。

④ イグナティウス・デ・ロヨラの主導の下,信仰を「浄化する(ピューリファイ)」ことを目指した人々の運動は,ピューリタニズムと呼ばれる。


結論から言うと、②は誤りです。質問者様が仰っている通り、ルターは自由意志に否定的でしたし、善行よりも信仰心を重視したので、ルターの考え方ではありません。


この問いの正解は①です。


なので、質問者様の認識はそのままで良いと思います。もし、②を正解としている本があるのであれば、その本が間違っています。

質問への回答(後藤貴士)

質問箱へいただいた質問の回答をしようと思います。

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